BlueZ for SL-C3000 alpha3

 さて、上記のパッケージなんですが、実は現時点(05/01/14)ではさらにバージョンが上がってまして、現在公開されているのは alpha3版となっています。

 alpha3版は、こちらのページで公開されている高速版Bluetoothドライバをベースにしている(らしい)ようです。
 特にベンチマーク等を取ったワケではありませんが、体感的に確かに心持ち早くなったよーな気がせんこともないかなー?(^^;)。

 ・・・なんですが、それよりも大きな問題が。このパッケージ使うと、


 何故か BlueToothカードの抜き挿しが出来なくなります(爆)。

 つか正確に言うと、挿すのはおっけーなんだけど、抜けなくなります(焦)。
 カードを取り外すためにタスクバーの CFアイコンタップするとそのままハングっちゃうんですな。ネットワークの接続状況に関わりなく。
 実際、コマンドラインから直接 "cardctl eject" しても同様の症状でハングアップします。

 まぁ、通信カードなんで、通信してない時見計らって、無理矢理ひっこぬいてもそんなに害は無いんですが・・・あんま気分はよろしくありませんなぁ(苦笑)。


 なお、alpha2では上記の問題は発生せず、正常に CFカードの挿抜が可能です。

 alpha2版と alpha3版の機能的な差異は現状殆ど見受けられません。
 速度差等、厳密に言えば色々とあるとは思いますが、実際、体感的にはさほど目立った差異は、少なくとも私は感じていません(^^;)。

 まぁ、となると、とりあえずのトコロは alpha2版をそのまま使うってのが一番無難かと思うのですが・・・開発途中と言うこともあり、alpha3版が上がった時点で alpha2版は既に消されちゃったみたいです(汗)。

 ってことで、しゃーないんで手元に残ってる alpha2版のパッケージと alpha3のパッケージを比較してみました。

 ちょこちょこと内容を見てみたところ、CFカードの挿抜関係は /etc/pcmcia/bluetooth で制御してる模様。ぶっちゃけ、シェルスクリプトなんで、解析はさほど難しくはありません。

 内容的には、alpha2版ではざっくりとカード情報だけ見て、スロットの ON/OFF だけしてたのに対し、 alpha3版では厳密にモジュールをロード/アンロードとかしたり、バックでデーモン動かしたりしてるみたい。逆に、そのせいで cardctl eject 時にどっかでひっかかっちゃってるみたいです。

 ってことで、とりあえず alpha2のパッケージから、上記ファイルを抜き出し、alpha3の環境に上書きすると、正常にカードの挿抜は行えるようになりました。
 動作についても、こと上記環境でダイアルアップ接続してる分には、特に問題は起きてません(^^;)。

 まぁ、上にミラー置いてますんで、それそのまま使うでも良いとは思いますが、一応動作検証ってことで。