MPEG4シンプルプロファイル

 とりあえず、SD-VIDEO規格について調べてる中、どうにもややこしかったんでちょいと調べたことの覚書です。

 とりあえず色々調べた結果、ユーザーレベルでは考える必要は無いと言うのが私なりに辿り着いた結論です(^^;)。ってことで、以下は興味ある方だけお読み下さい。
 つか、このへんまで判ったトコで、私的にはもー調べる気力も尽きました(苦笑)。


 MPEG4シンプルプロファイルLevel.0(SP@L0)はSD-VIDEO規格で採用されている動画フォーマットです。
 資料漁ってるとH.263としばしば混同されてますが、このへんPCMCIA2.0とJEIDA4.1みたいなモンなんでしょうか?(苦笑)。

 さて、ISO-MPEG4にはメインプロファイル、コアプロファイル、シンプルプロファイルの3種が規定されています。

 ・・・のはずですが、最近、さらにアドバンスドシンプルプロファイル(ASP)なる規格もできたそうで、3種ちゃうやんけ。それとも、後述するレベルに追加される格好で、シンプロファイルの中に含まれるのん???(^^:)。

 各プロファイルは、さらにその中で実装される処理の内容の違いで、level.で分類されます。まぁ、ぶっちゃけ同じシンプルプロファイル(SP)でもLebel.0(SP@L0)とLevel.1(SP@L1)は、また別のフォーマットだと思っとけば良いんでしょう。

 つか、すいません、このへんは書いてる私もややこしゅうてまだ良くわかってないんで、そろそろ勘弁して下さい(^^;)。


 さて、シンプルプロファイルは一応、携帯などへの配信用とのことで、帯域の狭い場合での放送を想定したプロファイルだそうです。

 実際、一般のMPEGのGOP構造はIBPと言った、三段階の差分フレームでGOPが構成されているんですが、シンプルプロファイルはIフレームとPフレームだけで構成されてるそうです。

 えーっとこのへんはMPEG圧縮自体の話になってくるんで、あんまり詳しく書き出すとどこまでも脱線しそうなんですが(^^;)。

 とりあえず、ざっくり説明するとBフレームは、逆時系列方向の差分フレームです(確か)。実際、シンプルプロファイルの説明で、時系列圧縮は順方向のみとか言う記述もあったんで、そういうことなんでしょう。

 さらに、シンプルプロファイルとコアプロファイルの違いは、オブジェクト符号化を行わない、だそうです。
 オブジェクト符号化とは圧縮時に任意の形状に対応することを言います。

 一般に、MPEG(の元になってるJPEGでも)ではブロック単位で画像を分割し、それぞれに対して差分圧縮を行います(だったはず)。これが、ブロックノイズの原因でもあるわけですが、コアプロファイルでは、これを任意の形状、領域で行うことが出来るんだそうです。

 詰まるところ、画像を全体の一部分ではなく、一個のパーツとして扱うことも可能なんだそうで。えーっと、スプライトみたいなもんと捉えればよろしいか?(爆)


 ま、結局のところここらへんは、画像のサイズやフレームレートといったレベル以前の、符号化=圧縮アルゴリズムの世界の話なんで、ユーザーレベルではそんなに気にすることでも無さそうです。

 確かに、画質に関わる話ではありますが、ぶっちゃけ VHSよりもS-VHS。8mmよりもHi8。ベータよりもEDベータ、のが奇麗〜!とか言うてるのと同じレベルの話なんでしょう(笑)。

 あ〜、シンド(^^;)。