au W21T と BlueZ と SL-C3000 alpha2
と、言うわけで SL-C3000(2.4.20カーネル)対応のモジュールがいよいよ公開されました。
テクノウ掲示板にて、ご報告頂いた corrupt_4さま、有難うございます〜(^^)。
ってことで、早速試してみることにします。
掲示板でご報告頂いた時点で、上がっていたパッケージは alpha2版でした。
なお、後述しますが、この alpha2版のパッケージは既に消えてますんで、念のためこちらでミラーを残しておきます。
- alpha2版パッケージ->bluez-zaurus_2.12_2.4.20_alpha2_arm.ipk
このパッケージを用いて、テクノウのページの通りに設定を行ったところ、無事 SL-C3000+Bluetoothカード(Link Evolution Ib Card)と W21Tでダイアルアップ接続に成功しました。
DUNチャンネルについては、5504Tと同じく「8」で接続を確認しています。
サスペンド/レジュームに伴う問題は、これまでと同様に発生しますが、上記ページで解説されているパッケージを導入することで、SL-C760の時と同じく問題無く復帰するようになります(^^)。
BlueZ for SL-C3000 alpha3
さて、上記のパッケージなんですが、実は現時点(05/01/14)ではさらにバージョンが上がってまして、現在公開されているのは alpha3版となっています。
- alpha3版パッケージ->bluez-zaurus_2.12_2.4.20_alpha3_arm.ipk
alpha3版は、こちらのページで公開されている高速版Bluetoothドライバをベースにしている(らしい)ようです。
特にベンチマーク等を取ったワケではありませんが、体感的に確かに心持ち早くなったよーな気がせんこともないかなー?(^^;)。
・・・なんですが、それよりも大きな問題が。このパッケージ使うと、
何故か BlueToothカードの抜き挿しが出来なくなります(爆)。
つか正確に言うと、挿すのはおっけーなんだけど、抜けなくなります(焦)。
カードを取り外すためにタスクバーの CFアイコンタップするとそのままハングっちゃうんですな。ネットワークの接続状況に関わりなく。
実際、コマンドラインから直接 "cardctl eject" しても同様の症状でハングアップします。
まぁ、通信カードなんで、通信してない時見計らって、無理矢理ひっこぬいてもそんなに害は無いんですが・・・あんま気分はよろしくありませんなぁ(苦笑)。
なお、alpha2では上記の問題は発生せず、正常に CFカードの挿抜が可能です。
alpha2版と alpha3版の機能的な差異は現状殆ど見受けられません。
速度差等、厳密に言えば色々とあるとは思いますが、実際、体感的にはさほど目立った差異は、少なくとも私は感じていません(^^;)。
まぁ、となると、とりあえずのトコロは alpha2版をそのまま使うってのが一番無難かと思うのですが・・・開発途中と言うこともあり、alpha3版が上がった時点で alpha2版は既に消されちゃったみたいです(汗)。
ってことで、しゃーないんで手元に残ってる alpha2版のパッケージと alpha3のパッケージを比較してみました。
ちょこちょこと内容を見てみたところ、CFカードの挿抜関係は /etc/pcmcia/bluetooth で制御してる模様。ぶっちゃけ、シェルスクリプトなんで、解析はさほど難しくはありません。
内容的には、alpha2版ではざっくりとカード情報だけ見て、スロットの ON/OFF だけしてたのに対し、 alpha3版では厳密にモジュールをロード/アンロードとかしたり、バックでデーモン動かしたりしてるみたい。逆に、そのせいで cardctl eject 時にどっかでひっかかっちゃってるみたいです。
ってことで、とりあえず alpha2のパッケージから、上記ファイルを抜き出し、alpha3の環境に上書きすると、正常にカードの挿抜は行えるようになりました。
動作についても、こと上記環境でダイアルアップ接続してる分には、特に問題は起きてません(^^;)。
まぁ、上にミラー置いてますんで、それそのまま使うでも良いとは思いますが、一応動作検証ってことで。