各エミュレータのジョイスティック対応状況 その2

 前回、微妙に動作が不安定だった znester-joy と snes9x-joy ですが、 joystick の動作部分を sms+SDL 由来のコードに差し替えたバイナリが新たに公開されました。
 さらに、それとは別にシンイチ(salam)さんが独自で joystick に対応させた sns9x のバイナリを公開されています。

 と、言うことで、ぴろさんの新版のベースとなった SMS-plus for Zaurus と合わせて、動作検証を行いました。

 検証はこれまで通り、 SL-C3000 + USB 接続のジョイパッド(拙作 joyenabler を使用)で行っています。

znester-sdljoy [ FC エミュレータ]

 ぴろさんのページでバイナリが公開されています。(*注 パッケージ化はされていません)
 動作にあたっては、同サイトにて公開されている libSDL-bvdd が必要となります。

ジョイスティックの設定

 起動時に --joystick オプションを付加することでジョイスティックが動作します。

znester-sdljoy  --joystick

 前回、正常動作した ROMイメージは勿論、前回不具合の見られた ROM が正常に動作するのを確認しました。
 とりあえず試してみた限りでは、特に不具合も見られず正常に動作しているようです。

snes9x-sdljoy [ SFC エミュレータ]

 ぴろさんのページでバイナリが公開されています。(*注 パッケージ化はされていません)
 動作にあたっては、同サイトにて公開されている libSDL-bvdd が必要となります。

ジョイスティックの設定

 起動時に -j オプションを付加することでジョイスティックが動作します。

snes9x-sdljoy  -j

 前回、正常動作した ROMイメージは勿論、動作しなかった ROM でもちゃんとジョイスティックが動作することを確認出来ました。
 とりあえず試してみた限りでは、特に不具合も見られず正常に動作しているようです。

SNES9x/SDL対応版(ジョイスティック対応の改造したやつ)[ SFC エミュレータ]

 シンイチ(salam)さんのページ(2005/6/10)にてバイナリが公開されています。(*注 パッケージ化はされていません)
 表題通り SDL を前提としたアプリケーションですので、動作にあたっては libSDL-bvdd 等が必要となります。

ジョイスティックの設定

 起動前に、以下のように環境変数キーバインドを設定します。

export S9XKEYS=27,100,99,115,120,97,122,13,32,103,106,117,110,121,98,105,109

 各キー割当の詳細については、書庫ファイルに同梱されている Readme.txt に詳しく記載されています。
 環境変数を設定したら、後は特にオプション等を付加せずとも起動すればジョイスティックがそのまま動作します。

snes9x  -j

SMS plus for Zaurus [セガマークIII/マスターシステム/ゲームギアエミュレータ]

 KNIさんのページにてパッケージが公開されています。
 動作にあたっては libSDL-bvdd 等が必要となります。

ジョイスティックの設定

 起動時に --joystick オプションを付加することでジョイスティックが動作します。

sms-sdl  --joystick

 とりあえず、私が試してみた限りでは、特に不具合も見られず正常に動作しています。