MPEG4シンプルプロファイル その2

 本屋で立ち読みしてきました(笑)。

 んと、やっぱLevel.は単純にビットレートだけの問題みたいです。

 もちょっと細かく言うと、同一プロファイル内に於いて、圧縮ブロック単位、MPEG4ではGOPならぬ、VOPと言うそうです。
 で、そのVOP単位で割り当てるバッファのサイズやビットレートによってLevel.分けされると言う訳です。

 逆に言えば、SD-VIDEO規格で策定されてるガイドラインってのは、あくまでも機器側のガイドラインですんで、最低限この形式のファイルは再生出来ますよ、って保証な訳ですな。
 SP@L0は、ビットレートが64Kbpsってことですんで、最低限SD-VIDEOと名のつく機器なら、64Kbps以下の品質のASF動画ファイルが再生可能であると言うことになります。

 逆に、動画の品質についての規定はビットレートのみとなっているので、基本的に画像のサイズやフレームレートについては規定はありません。
 特定のビットレートの枠内でどの程度を画像のサイズや色数に充て、逆に秒単位のフレームレートとのバランスをどこで取るかは機器の裁量に任されていることになる訳です。

 また、一口にMPEG4圧縮と言っても、そこには様々な圧縮技術が含まれています。
 プロファイルってのは、よーするにその内どの圧縮方法を採用しているか?によって規定されるもので、基本的には上位のプロファイルは下位の技術を含む上位互換と言うことになるようです。
 具体的には、メイン>コア>シンプルに順に上位互換のプロファイルとなります。

 このへんに関しては、昨日紹介したページの他、PIONEERの技術解説のページでも詳細な情報が得られます。